日々思うことを、気まぐれに書き記しております・・・。         また、旅行記も書いたりしています。どうぞお楽しみください。

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The Bird Ensemble

今回はCDレビューです。

先日、Mogwaiや、Stereolab、Beckの新譜などを買いに行ってきました。
その時にタワーレコードのおすすめにはまって買ってしまったのが今回紹介したいCD。

  Migration/The Bird Ensemble

ジャンルとしてはポストロックなんて呼ばれるあたりだと思います(でも、ポストロックってまったくジャンル名として意味を成してないですよね)。
今日の秋の寂しげな曇り空のもとで聞いていたら、どうしようもなくはまって心に響いてしまったので、ここで紹介したいと思いました。
ゆっくりと、静かに、しかし印象的に響くメロディーがリヴァーブのきいたドラムに乗せて寄せては返す波のように繰り返されます。
わざとらしい盛り上がりもなく、そっとそばにいてくれるような音像にすーっと入り込んでいると、ある一瞬でこんな風に感じるのです。

  「世界はきっと、今はやさしい」

日差しの和らいだ曇りの昼下がり。そっとほほをなでるそよ風。

感じ方によっては陰鬱な寒々しい曇りの日だったかもしれません。
それでも私には、あの一瞬、とても美しい瞬間に立ち会えたような気がするのです。


最近私はめっきりこういったポストロック、アンビエントなんて言葉で語られることの多いジャンルの作品ばかりを聞いているのですが、それはこういった感覚を得る瞬間が忘れられないからなのかもしれないと、今日ははっきりと思い返しました。

The Bird Ensembleの試聴はここからどうぞ。
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=59665538


また、今日より少し暖かい日、柔らかい日差しが差し込む電車の車窓から田舎の風景を眺めているときに、同じような「はまった」感覚に襲われたのは、

Be a Bright Blue/Saxon Shore

です。
最新アルバムThe Exquisite Death of Saxon Shoreでは突き抜けるような輝きを見せてくれる一方で、その盛り上がり方がわざとらしいと感じられる面もあるのですが、
この一枚は木陰から漏れる光を眺めるような優しい明るさと、ゆったりとした空気が一貫していて、等身大の優しさに身を任せて心地よい音像体験をすることができます。

興味のある方はぜひチェックしてみてください!!
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檸檬のころ レビュー

今回は久々に小説のレビューをやってみようかと思います。

 檸檬のころ/豊島ミホ 幻冬舎文庫

久しぶりに青臭すぎるほどの青春小説が読みたくなって手にとってみた本作、大当たりでした。
だいたい、こういった目的をもって青春小説を買うと、文章の読み心地だったり、主人公のキャラクターだったりで全く感情移入できずに途中で投げ出してしまうことの方が多いのですが、この小説は、最初の数ページを読んだ時点で大丈夫だと確信していました。

だって、私はこの情景を、感情を 「知っている」。

舞台は寂れた田舎の何の変哲も無い高校。
そこの中で、もしくは周りで、ごく普通の日常を送っている人々の姿が、想いが、連作の短編の中で描かれていきます。

あるのはありがちな小さなドラマだけで、ハラハラするような大スペクタクルも涙を誘う悲劇も無い。
それでも、いえ、むしろそれゆえに、この小説は私の心をとても惹きつけてくれました。
どんなに普通に見える人生の中にも確かにある、きらきらと世界が輝いて見えるような瞬間を、この小説は見事に掬い上げています。
それは恋愛の一場面だったり、友情劇の一場面だったり、はたまた、過去の記憶のフラッシュバックだったり。

この小説は、全編通じて現在の一人称視点で書かれています。
ですが、ところどころ挿入される風景描写は、感情のあり方と溶け合っていて、さながら回想をしながら書いているように私には感じられるのです。
それは、私の中で、時間を経て残された記憶は、生々しい感情を失い、それらは記憶の情景の中に光や影としてひっそりと刻み込まれているからです。
そうしてこの小説の描き出す情景は、私が青春時代に抱く郷愁を、強く強く揺さぶったのだと思います。

また、この小説のおもしろさは『短編連作』というところにもあります。
それぞれの短編の登場人物が別の短編にも登場するという仕掛けは連作の短編にはよくあるものだと思いますが、この作品ではその仕掛けを上手く使うことによって、小説の舞台である『北高』を非常に立体的に、リアリティを持たせて浮かび上がらせることに成功しています。
私は読みながら、主人公以外の生徒たちに溢れた、『開かれた』小説世界を自然と楽しんでいました。
こうして、描かれない部分まで世界の広がる小説というのは、やはりとても魅力的な作品の一つの重要な要素なのでしょう。

久々に出会えた傑作青春小説、おすすめです。

ヨーロッパ旅行記 東欧周遊編 ウィーン その2

皆さんこんばんは。今日も例によって旅行記の更新です。
今回からサムネイルをちょっと大きくしましたので、
トップページが重くなるのを避けるため、少し表示方法を変更させてもらいました。

それでは、今日はウィーン市街の紹介です。

More...


ヨーロッパ旅行記 東欧周遊編 ウィーン その1

こんにちは、ご無沙汰しております。
これから毎週更新するなんて言った舌の根の乾かぬうちにこんな調子で申し訳ありません。
個人的な事情がたてこんでおりまして、更新が滞っていました。
(その事情については同じ学科の友人のブログ「シーボの日記」などを参照していただけるとわかるかもです。)
とはいえ、最低限更新が遅れることを事前に通知すべきだったことは間違いなく、
以後注意するようにしますので、これからもどうぞ当ブログをごひいきにお願いいたします。


それでは、今回も旅行記の続きです。
今回からはオーストリア首都ウィーン。
まずはウィーンの中でもひときわ有名なシェーンブルン宮殿に行ってきました。
sCIMG4066.jpg

シェーンブルン宮殿の正面からの眺め。
ここから絢爛豪華な宮殿の内部を巡るツアーに参加できるのですが、
暗い室内ではいかんせん、私の使っているポケットサイズのデジカメではまともな写真を撮ることができませんでした。
(私の旅行記の中で教会や宮殿などの建物内部の写真が極端に少ないのはこのためです。)
ですから、興味を持たれた方はぜひ、一度実際に訪れて、自らの目でハプスブルグ家の栄華を確かめてみてください。
特に、建造物の持つそれぞれの独特な雰囲気を感じるには、実際に身をその場に置くことが一番なのですから。

そして、以降はシェーンブルン宮殿の庭園の写真です。
sCIMG4071.jpg

sCIMG4072.jpg

sCIMG4076.jpg

この三枚は宮殿横の比較的小さな庭園の写真。
行った時期がよかったせいかもしれませんが、このシェーンブルンの庭園は、色使いが鮮やかで、それでいてつつましく、非常に細かなところまでよく手入れがされていて、全体としてきれいにまとまったとてもよい庭園でした。
ザルツブルグのミラベル宮殿の庭園も個人的に大好きだったので、もしかしたら私はオーストリアの宮殿様式の庭園が感性にあっているのかもしれません。

ここからは宮殿の大きな大きな裏庭です。
sCIMG4083.jpg

この写真にうつる噴水、丘、そして森までも、すべてがこの宮殿の庭園の一部なのです。
sCIMG4086.jpg

写真手前の「皇太子の庭園」を半分ほど来てもまだこの遠さです。
この見渡す限りの庭園と朝方の雨から一転晴れ上がった空模様も相まって、非常に開放的な清々しい気分になれました。

個の庭園の中には実はちょっとした遊び場があります。
それが次の写真です。
sCIMG4087.jpg

sCIMG4092.jpg

もうお分かりですよね?
なぜか庭園のなかに生垣で作った迷路があるんです。
どうしてこんなものがあったのかは全くの謎ですが、思わず童心に返って遊んでしまいました。
この周りにはそれ以外にもちょっとした公園設備みたいなものが設置してあって、
いつのまにか公園にピクニックに来たような気持ちになっていました。

迷路などでしばらく遊んだ後、再び庭園散策に戻ります。
sCIMG4105.jpg

「皇太子の庭園」から宮殿を望む。
赤、白、水色、ピンクなど、色鮮やかでかわいらしい花々が目を楽しませてくれます。

ようやく辿り着いた「ネプチューンの噴水」です。
sCIMG4109.jpg

名前から創造するにギリシャ神話から題材をとった噴水なのでしょう。
ほぼ左右対称なシルエットが庭園全体のシンメトリーと同調して非常に落ち着きます。
かなり大きくて迫力のある噴水なのですが、その同調性のために、迫力というよりむしろ風格のようなものを感じる噴水でした。

そして丘の上の「グロリエッテ」へ。
sCIMG4118.jpg

まっすぐに伸びた左右対称な庭園のその端に宮殿と対をなすこのテラスを設置するという美意識が、個人的にはとても気に入りました。
この外界との境界としてのテラスを置くことにより、ある一つの「作品」としての庭園を完結させているように感じるのです。
左右対称性、外界と隔絶した世界としての庭園というこの価値は、自然の延長を庭に呼び込む、という日本的庭園の価値観とは好対照を成しているように思います。
それでこそ私はこの庭園の持つ魅力に惹かれずにはいられないのでしょう。

最後にテラスの上から望むシェーンブルン宮殿全景
sCIMG4123.jpg

ここからはウィーンの街全体を見渡すこともできます。
ちょっとしたハイキングの最後にこの爽快な眺めが待っているとは、本当に気が効いてると思います。

皆さんもぜひ、ウィーンに行った際には半日以上をつぶす覚悟でゆっくりとシェーンブルン宮殿を楽しんでみてはいかがでしょうか?とってもとってもおすすめですよ!


それでは今回はここまで。
次回はウィーン市街地の風景を中心にお伝えしていきたいと思います。
それではまた!

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