日々思うことを、気まぐれに書き記しております・・・。         また、旅行記も書いたりしています。どうぞお楽しみください。

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悪夢 砂時計

それは日常の中に


Case1 19歳学生Tさんの場合

何でこんなとこにいるのか?
いつもどおり、スクランブル交差点の人ごみの中を無関心を装って歩いていたはずだった。
でもここは、砂時計の中。

 なぜなんだ?





いつものように大学からの帰り道、彼は無数の人々でごった返す交差点を歩いていました。
意識を消して、思考を停止させて。
ただただ、繰り返し反復の効率向上のための常套手段としてなされるように、努めて無意識に、人ごみを掻き分けて家路についていました。

そのはずだったのです。

驚くべきことに、彼は主観的体験として、まったく意識の断絶を感じることなく、現在の状況に到達していました。

つまり彼は“いつのまにか”砂時計の中にいたのです。

ちなみに、彼の体は現在、砂時計の中にいるのにふさわしい形、つまりは一粒の砂になっています。そして、彼の周りには彼とまったく見分けのつかない砂の粒たちがぎっしりと詰まっているのです。彼は現在、高さ10センチ程度の砂時計の、中心より4.38センチ上へ行き、ほぼ北の方向へ0.58センチ行った場所に位置しています。しかし、こう説明したところであなたには彼が一体どこにいるか見当もつかないでしょう。なにせ、どれもこれも私たちの目にはただの砂の一粒なのですから。(今彼の右隣の砂粒はもともとは34歳会社員だったOさんなのですが、その話は今はいいでしょう)

‥‥うごいてる?

彼は気がつきました。それは砂時計の中の砂粒にとって当然のことでした。そう、彼は落ちていくのです。もがこうとしても動けません。ただただ落ちていくだけです。視界は一面砂だらけです。最初はゆっくりと。しかしある瞬間を過ぎると突然急激に加速しながら中心へと吸い込まれていきます。彼はパニックになりました。(動けない、逃げ出せない!どんどん落ちていく!!一体どうすればいいんだ!?)下に落ちた後しばらくしてまた彼は冷静になりましたが、砂時計はひっくり返され、また同じことが繰り返されました。彼は思いました(どうしたものか。動けないし、出れないし。そもそも、ここから出れたとして、俺はいまやただの砂だぞ!いったいどうすりゃいいんだ??)


‥‥‥‥‥‥‥‥




‥‥‥‥







‥‥





彼はしかしその後、わりとあっさりこの状況を受け入れたのです。彼にとっては「私は砂時計の中の砂の一粒で、重力に逆らうことなく上から下へ、ひっくり返されたらまた再び上から下へ。それを繰り返せばいい。」それが分かれば、それで十分だったのです。


大体、外へ出て俺は何をするつもりだったんだ?
そもそも俺は、何をしてたんだっけ??



そう、もともと俺は、砂時計の中の砂の一粒だったのかもしれない。

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転入届

以前やっていたブログ(MSNのやつ)から諸事情によりこちらに引っ越してまいりました。

これからどうぞよろしくお願いします。

以前のブログからご覧になっていた方は、
これからもどうかごひいきに。。。

ちなみに以前のブログは
http://spaces.msn.com/houtou76/
となっています。興味のある方はご覧ください。

それでは今日はこの辺で。


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